車名 | マツダ T2000 |
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型式 | TVA1DB |
年式 | 昭和45年 |
エンジン | 水冷直列4気筒1985cc (81PS/4,600rpm) (15.5m・kg/2,000rpm) |
原動機の型式 | VA |
サイズ | 全長:6.08m 全幅:1.84m 全高:1.92m 軸距:3.82m 荷台長:4.08m |
車体重量 | 1,780kg |
最大積載量 | 2,000kg |
乗車定員 | 3名 |
変速機 | 前進4段+後進1段 |
最高速度 | 100km/h 木炭使用時 80km/h |
主ブレーキ | 油圧内部拡張式(ドラム) |
最小回転半径 | 5.93m |
荷台 | 13尺(改造車のため、一部短いです) |
昭和初期から続く東洋工業のオート3輪の歴史の中で、最後のニューブランドとなったT2000が登場したのは1962年のこと。小型車枠の拡大措置に伴い、2トン積みクラスのエンジンを従来のUA型・1484ccからVA型・1985ccに換装したのがその発端である。このT2000には丸ハンドル、鋼製独立キャビン、水冷4気筒エンジン、全輪ブレーキ等、昭和30年代から始まったオート3輪の高級化・高性能化の全ての要素が備わっており、いわば日本のオート3輪の最終完成形ともいえるモデルであった。
1965年の商品改良では全車ハイドロマスター付となり、ハンドルチェンジのシフトパターンが変更される。同時にサンバイザーや燃料計などの装備が新たに加わった。最も全長の長い13尺車の価格は68.0万円で、同クラスの4輪トラックに対する価格の優位さはすでに10万円以下に縮小していたが、小型車扱いで4m超の荷台が得られる三輪車特有のアドバンテージが材木業者を中心に根強い支持を得て、T2000は最終的に1974年の受注生産打切りまで、10年以上の長期にわたって生産が続けられた。