車名 | ジープ |
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型式 | H-J58 |
年式 | 昭和50年 |
エンジン | OHC 1995cc (100PS/5,000rpm) (17m・kg/3,000rpm) |
原動機の型式 | 4G52 |
サイズ | 全長:3.39m 全幅:1.66m 全高:1.90m |
車体重量 | 1080kg 総重量 1400kg |
最大積載量 | 250kg |
乗車定員 | 2名 |
変速機 | 前進4段+後進1段 |
最高速度 | km/h 木炭使用時 km/h |
1970(昭和45)年4月に、三菱重工業(株)から自動車事業部が分離、独立し、現・三菱自動車工業(株)が設立された頃から、ジープ・ラインナップの拡充は一気に加速していく。
ラインナップの充実は、“目的別ジープ”の確立を目指すものであったが、主な納入先は、相変わらず官公庁や林業、建設業者が圧倒的だった。三菱ではさらに、個人ユーザー獲得のため、この時期、パーソナル・ユースに適した仕様の開発に力を入れている。1975(昭和50)年8月に追加されたJ58も、そのひとつであった。
J58には、三菱ジープ初の2リッター・ガソリンの4G52型が搭載され、ウインドシールド・フレームとボディーの色をツートーン・カラーとするなど、個人ユーザーを強く意識した仕様が設定された。
この後、J50系は1977(昭和52)年に、トレッドや全長が拡大され、ワイドボディーとなる。また、エンジンのハイパワー化に合わせて、ギア比の高速化が図られるなど、大きくその内容を変えていった。
60年代後半から、徐々に生産台数を増やしてきた三菱ジープは、'70年代後半にそのピークを迎える。1979年度の生産台数は、三菱ジープ史上最高の11,660台(防衛庁納入を含む)を記録した。